学生が司法書士を目指すメリット・大学との両立
学生が司法書士を目指す4つのメリット
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短期集中で大学在学中に資格が取れる!
司法書士試験の合格者の平均受験回数は3~4回であるといわれています。もちろんこれは、十分な受験準備をして、合格できる実力を身につけた方の場合の数値です。つまり、社会人に比べて勉強時間の確保をしやすい大学在学中に、十分な準備をして司法書士試験を受験すれば、大学在学中に司法書士試験に合格することも夢ではないということです。

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就職活動で司法書士資格をウリにできる!
企業は、司法書士試験の難しさを知っていますので、就活において司法書士試験合格をアピールすることは、採用担当者に対して、大きなインパクトを与えることができます。特に銀行、不動産会社、商社、ハウスメーカーなど司法書士と繋がりが強い業種ほど効果があるでしょう。「司法書士試験合格」の実績に比肩し得るライバルはなかなかいません。実際、大学在学中に合格した方の中には、大手の銀行、商社、不動産会社、ハウスメーカー等の有名企業に就職される方も少なくありません。

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いったん就職しても、機を見て独立開業できる!
司法書士試験合格後すぐに独立開業せず、いったん企業に就職する方には、大きく2つのタイプがあります。
①将来、司法書士での独立開業を見据えて就職するタイプ
開業時に不動産登記や商業登記などの継続的受託先となるような企業(銀行、商社、不動産会社、ハウスメーカーなど)を選ぶ方が多いです。数年かけて社会人経験を積み、人脈を築き、開業後仕事が継続的に受託できる目途がたったときなどに独立開業を果たせます。
②企業への就職に重きを置くタイプ
就職先では、主に法務部等で司法書士の専門知識を活かし、不動産や商業の登記事項証明書、契約書、戸籍謄本のチェックや法務関係の書類作成等の仕事をされる方が多いです。このような司法書士は「企業内司法書士」と呼ばれています。この場合、「もし倒産などでその企業で働けなくなっても、自分は司法書士資格でいつでも独立開業できるから大丈夫」という自信・余裕を持って仕事ができます。

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若い時から実務で活躍でき、経験を積める!
早く独立開業することの最大のメリットは、元気で頭も冴えている若い時期に、情熱をもって、実務や事務所経営のノウハウを習得できることです。若い時期に一生懸命学んで習得したもの(経験)は,これから先の長い司法書士人生の指針になります。

大学・アルバイトとの両立
大学生は、社会人に比べると確かに学習時間を確保しやすいですが、それでも司法書士試験は、独学で短期合格できるほど簡単な試験ではありません。大学と両立して効率的に司法書士を勉強いただくためにも、受験指導校にも通うこと、すなわちダブルスクール(大学と受験指導校の両方に通うこと)をお勧めします。
また、司法書士の勉強をする上では、他の活動をある程度犠牲にしなければいけません。アルバイトやサークル等は、勉強の間のリフレッシュ程度の量に留めるのが賢明でしょう。
Webガイダンス
大学在学中に合格!司法書士試験合格体験記

オートマを活用して勉強を続け、昔からの夢だった司法書士試験に合格しました!
朝倉 隆三郎 さん(2019年度司法書士試験合格)
父が司法書士で、職務内容は全く知りませんでしたが小さい頃から「司法書士って名前がかっこいい」という漠然とした憧れがありました。小学生の時、将来の夢をテーマにした授業で、「司法書士は人の役に立てる立派な職業」だと担任に教えてもらったこともあり司法書士になろうと決めました。
大学生だったので時間があり、また親も司法書士を目指すことに応援してくれていたので勉強に専念することができました。自宅で学習し、TACの講義もWeb学習だったので受験仲間を作ることはありませんでした。
大学入学時から独学で勉強し、ある程度の知識を得て二年生後半から予備校に行くことを決めていました。独学の頃からオートマを使用していました。ほかの予備校に行くと新しい教材が与えられ、講義が進みます。新しい教材をゼロから使っていくのは個人的に抵抗がありました。従前の教科書から新教材に移り、見慣れるまでには多くの時間を費やすと考え、オートマを使用する講義がたくさんあるWセミナーに通うことを決めました。
オートマ全科目を二週間で一周できるように意識して読みました。Wセミナーの講義で作ったノートはポイントがわかるので、科目ごとの大まかな流れがつかめなくなった時に確認していました。スケジュールは細かく決めず、今月は過去問といったアバウトなものを決め、一週間単位で予定を組んでいました。勉強場所は自宅です。休日は朝六時半に起き布団から出て机に座り四時半まで勉強しました。途中30~60分の運動をして、夜は時期により勉強時間を変えていました。受験後半は布団と机の行き来で一日が終わりました。また何もしない日を決めて、精神的に折れないように注意していました。
ポイントを意識して何度も読みました。効率的な勉強法とは言えません。民法は他の科目よりレベルが高いと感じ、六法にポイントを書き込み、基本を外さないように過去出た判例も含め一条から読みました。午後の科目と会社法は民法ほど細かくない知識を逼迫した時間の中で解答するので正確性が命だと考え、オートマと講義の重要部分を抑えることに集中しました。直前期は細かい知識を追いたくなるので、答練で間違えてかつ一度は過去問等で見たことがあるものは確認すると決め、深入りしないようにしました。記述はオートマの基本問題の論点を全て拾い、かつ各論点のチェック事項を決めノートにまとめ繰り返し確認し、根抵当などのテーマごとの論点を瞬時に複数思い出せるようにしました。
高校までは同級生と価値観が同じでも、大学受験は皆が頑張ります。しかし、司法書士試験はとても孤独でした。遊びやサークルなど、大学は楽しむのが大切だと何度も言われました。楽しもうとする周りと価値観が異なりだし、勉強漬けの日々の中で自分の信じるものが分からなくなりました。しかし、先生と出会いたくさんの事を教えていただく中で、周りと似通った価値観を捨てて、大学生活を司法書士試験だけに絞りきることができました。
法律は最初わからないと思います。でも、分からなくても勉強してください。読んで、解いてを何度も何度も繰り返せば全体の知識が徐々に繋がります。勉強法も大切ですが、まずは分からなくても根気強くやり続けることが大切です。頑張ってください。

在学中の合格を志し、オートマシステムに沿って学習して目標を達成しました!
星野 明日香 さん(2018年度司法書士試験合格)
私は大学の間に社会で役に立つ知識と、できればそれを証明できる資格が欲しいと考えていました。そこで祖父に、「社会的に信用があって、数も限られている」と勧められたことがきっかけで勉強を始めました。大学の法学部法学科に通いながら勉強し、実家に住んでいたのであまり家事をする必要もなく、アルバイトもしていませんでした。単位は2年間履修上限52単位取得し、4年間で卒業できるようにしました。
確実に大学3年生で合格したかったため、受験指導校の利用を決めました。資格の専門的な勉強をする経験はなかったので、難関と言われる司法書士資格を取るには利用した方が確実だと考えました。1年目の試験で練習も必要と感じたので模試もあって良かったです。独学の時期にオートマシステムを使用していたため、1つの参考書を極めるべきと考え、Wセミナーを選びました。同じ内容を違うやり方で重複させるより、1度目で分からなかったことや覚えられなかったことをしっかりやり直した方が効率的だと思いました。
スケジュールとしては、大学生活も大切にしたいと考え、2年間での合格を目標にしました。試し受験の1年目はオートマを使用して独学での勉強を試しました。過去問も、解説書の進行に合わせて解きました。科目の順番はオートマの順に習いました。4月から始めて10月辺りに民法と不動産登記法を読み終え、その後1月中に会社法を、4月頃に民事訴訟法、民事執行法、民事保全法を、5月中に憲法と刑法を終わらせたと思います。6月は全体の復習をしていました。記述式の練習は、不動産登記法が終わった時から継続して過去問を繰り返していました。10月から20ヵ月総合本科生プラスに入っていましたが、復習程度に利用していました。2年目は不足していたと感じた基礎を固める為、全ての解説書を苦手だったものから丁寧に読み返しました。
山本浩司講師は学術的な説明だけでなく、実務上の理由づけもお教えくださったり、実際は制度がどのように使われているかもお話しくださるため、理解しやすく、記憶にも残りやすい講義だったと感じました。オートマシステムは読み物感覚で理解が進む、初学者にも非常に優しい教材でした。特にひながた集や問題集など、記述式に関しては丁寧なサポートがあったと思います。Web講義の再生速度調節機能もとても便利でした。
勉強1年目は大学生としても1年目だったので、友達作りも大切と考え、囲碁部に所属して毎日部室で過ごす時間を作っていました。2年目は週に1度の部会にしか出ていませんでしたが、1年目に友人関係を作っていたため、仲間達も応援してくれましたし、副部長にも指名していただきました。
一人で勉強し続けなければいけないことは大変ですが、将来の選択肢の幅が広くなりますし、在学中に明確な形にできるものなので、とても勉強しがいがありました。大学生は最も時間を自由にできる時期だと思いますので、悔いのない生活になるよう頑張ってください!
司法書士の就職状況・所得は?
時代に左右されない就業に強い資格、それが司法書士です。司法書士の就職状況・所得、実務家インタビューなどをご覧ください。
若手司法書士が未来を開く
実務家インタビュー
在学中から学習をはじめ、合格後約2年、26才という若さで独立開業し、司法書士として活躍されている小松勇太さんに司法書士としての仕事について語っていただきました。

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