司法試験予備試験の過去問とは?なぜ過去問が重要なのか、取り組み方や時期まで徹底解説!

予備試験過去問

司法試験予備試験対策として最良の教材、それが過去問です!

司法試験・予備試験の受験業界で、こんな声、聞きませんか?「過去問が重要だ」「過去問がすべて」「とにかく過去問を解け」。合格者が口を揃えていう言葉のひとつです。でも、過去問の何がそんなに重要なのか何をもって過去問がすべてなのか…、もしかして、合格者って他に言うことが思いつかないから 過去問、過去問と言っているんじゃないのか?そんなことを思ったことはありませんか?

司法試験予備試験の過去問とは、その名の通り、過去の本試験で実際に出題された問題です。

このページでは、司法試験予備試験の過去問対策がなぜ試験対策として重要なのか、実際に予備試験を経由して合格した予備試験経由合格者講師や直近の合格者のブログなども交えながら、分かりやすく解説します。

司法試験予備試験の過去問はどこで入手できる?

司法試験予備試験の過去問は、法務省ホームページ(コチラ)から各年度の問題が入手できます。予備試験が始まった平成23年から各年度、一般教養科目の一部問題を除き、短答式試験・論文式試験共に全て閲覧することができます。さらに、論文式試験の答案用紙もダウンロードできますので、論文過去問対策を行う際はダウンロードしておきましょう(コチラ)
司法試験予備試験の主催者である法務省がこのように誰でも閲覧できるよう過去問を公表していることからも、司法試験予備試験対策として過去問対策がいかに有用かがお分かりいただけるかと思います。

過去問のダウンロードはコチラ

法律科目の過去問はすべてコチラのページに掲載しています。皆様の学習にお役立てください。

司法試験や司法試験予備試験試験の合格率など詳細はこちらもチェック

司法試験予備試験の過去問が試験対策として重要な理由

司法試験予備試験対策において過去問対策が重要な理由は、主に以下の二点です。

過去問が勉強の指針となる!

過去問では、司法試験・予備試験に合格するために必要な知識が問われているため、合格者のレベルまで解けることが、受験生の到達点といえます。過去問を解くことで、自分が合格するために、何をどれだけ勉強する必要があるか、今の勉強方法が正しい方向(到達点)へ向いているかなどを確認することができます。また、理解しておくべき知識が分かり、合格へ向けた効率的な学習をすることができます。

市販の演習書や予備校答練よりも過去問!

実際に受験する本番の試験に最も近い問題のクオリティと雰囲気を備えたものが実際に過去に出題された本試験問題、いわゆる「過去問」です。確かに、予備校の答練(答案練習会)や市販の演習書は、基礎知識を確認する手段として有用です。
しかし、本番の試験では、基礎知識だけでは直ちに答えが出ない、試験の現場で解答を考える、応用的な問題も出題されます。そうした応用的な問題に、本試験現場で対処する現場思考のトレーニングは、過去問を繰り返し解く中で身に付けるしか他ないのです。

ポイント解説

基礎知識もしっかり理解できていないのに、本試験の過去問なんて解ける気がしないのですが…?
そんな疑問や不安はありませんか?確かに、よく初学者の方から、こうした相談を受けることも事実です。しかし、過去問が「できない・解けない」ことを不安に思う必要はありません。誰でも最初は解けません。それは合格者も一緒です。
上述したように、過去問は学習の指針となるものですので、今の自分がどこまで理解できていて、どんな知識が足りないのかを確認することができます。そして、今自分に必要な知識や、合格するために今後すべきことを知るきっかけとなります。できないことを恐れず、まずは過去問がどのように出題されているか、取り組んでみることが大切です。

過去問の具体的な取り組み方や始める時期について

短答過去問の取り組み方

各予備校から刊行されている短答過去問集(問題と解説が掲載されている)を用い、一問にかける時間を決めて、繰り返し解きましょう。予備校等で入門講座を受けている方は、入門講義で学習した範囲が含まれる短答過去問を講義受講後にすぐ解くことで、講義でINPUTした知識を確実に自分のものにすることができます。
また、基本コースを申し込むと使用できる「短答演習アプリ」などもスキマ時間に学習できて効率的です。短答試験の過去問を解く際には、出題された記述に至る条文の根拠や、判例を考えるようにしましょう。記述を丸暗記したり、正解の番号を覚えてしまったりしては、全く自分の実力を知ることができません。正解を導く理由(条文や判例)を考えるようにして取り組みましょう。短答式試験の過去問を繰り返し解くことは、条文を覚えるきっかけや判例知識を確認する指針になります。

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予備試験経由合格者講師が監修した「短答必修アプリ」が標準装備

幅広い分野から細かい知識まで出題される短答式試験では、全範囲を網羅的にINPUTする対策は非効率です。
そこで、予備試験合格者が監修した絶対に解けなければいけない問題だけを一問一答形式にした短答アプリを開発しました。TAC/Wセミナーでは、もう分厚い問題集を持ち歩く必要はなく、アプリでスキマ時間に効率よく短答過去問対策ができます!

論文過去問の取り組み方

基本的に、本番と同じ条件で解いてみることをおすすめします。予備試験の論文試験の場合は、複数の科目がまとめて出題されますが、一科目当たりの時間を割り出すと良いと思われます。例えば、公法系の論文問題は、憲法と行政法が合わせて140分の試験時間ですから、憲法の問題を70分で解く、といった形です。答案用紙も、法務省のホームページからダウンロードできますので、利用してみましょう。
論文式試験の過去問集は、予備試験の全過去問のみならず、新司法試験や旧司法試験の過去問も掲載しつつ合格者が実際に書いた実践的な模範答案例が掲載されている早稲田経営出版の論文合格答案集「スタンダード100」がおススメです。

ポイント解説

本番と同じ条件だと全く解き終わらなかったのですが…?そんな声をよく聞きます。過去問は、ゴール(到達点)を知るための指針ですので、ひとまず、「解き終わらなかった」という事実を受け止めましょう。復習の際、どこまでが基礎知識で対応でき、どこからが未知の問題や判例のない問題など応用的な問題であったか、出題趣旨等で確認してみましょう(出題趣旨は法務省ホームページで確認できます)。
基礎知識の部分があやふやであったのなら、そこが現時点での自分の弱点や、インプット知識が足りていないところになります。応用的な問題でつまづいてしまったのであれば、基礎知識が十分であったか、その基礎知識を利用できなかったか、等を考えてみましょう。その際、出題趣旨は「完全解」に近いものですが、制限時間内の「現実解」として、合格者の再現答案等を参考にしてみると良いでしょう。

過去問に取り組む時期は?

短答式試験の過去問について

学習初期の段階から、INPUT講義の受講と並行しつつ受験する年の前年夏ごろから解き始めると良いでしょう。学習初期の段階とは、予備校の入門講義を受講している段階から、ということになります。
短答式試験の問題では、条文知識や、判例の理解が問われますので、そのとき学習したこと(分野)がどのように短答問題の形で問われるのか、入門講義を受講しつつ短答問題を解くことで、条文や判例の理解ができているかを都度確認しながら学習を進めることができます。
予備試験の短答式試験は、短答の科目数が多く、また、短答試験に受からない限り論文試験へ進めないため、計画的に、コツコツと短答対策を進めていく必要があります。得意・不得意もありますが、合格者はおおむね過去問題集を3周は繰り返す傾向にあります。

論文式試験の過去問について

論文式試験に関しても、過去問に取り組み始める時期は早いことに越したことはありません。しかし、あまりに知識がない状態で解いても、逆にどんな知識が合格に必要な知識なのか判断できず、学習方法が誤った方向に行きかねません。論文式試験の過去問については、答案の基本的な書き方や答案を書くために必要な基礎知識をある程度身に付けた後か、短答式試験に合格できるレベルに到達したら取り組むのが良いのではないでしょうか。

予備試験経由合格者講師が語る過去問対策とは?

ここまで、つらつらと短答対策の重要性や取り組み方について述べてきましたが、やはり実際に予備試験に合格した合格者に学ぶのが一番。ということで、ここからは、TAC/Wセミナーの予備試験経由合格者講師陣から、それぞれの過去問対策を語ってもらいます。

御堂地講師が考える過去問対策のポイント

TAC/Wセミナー講師・弁護士

御堂地 雅人(みどうち まさと)講師

<プロフィール>
TAC/Wセミナー講師・弁護士。早稲田大学教育学部卒。フルタイムで働きながら、3度目の受験で2015年予備試験合格。そして2度目の受験で2017年司法試験合格。現在、大手法律事務所で弁護士業に携わる傍ら、司法試験・予備試験受験生の指導を行っている。法律とは無縁の状態から勉強を始めた経験を武器に,受験生のつまずきを先回りすることを心掛けている。

過去問ってどうして重要なのですか?

予備試験の論文式試験では、過去問と全く同じ問題が将来も出題されることは考えづらいですが、同程度の質・量の問題は将来出題されます。
過去問でどのような解答が求められていて、それに対して、その問題の出題当時の合格者がどのような解答をして合格していったかを把握できれば、自分が合格のために何をどの程度まで勉強をする必要があるか、そのイメージを持つことができるようになります。
行政書士試験でも、司法書士試験でも、予備試験や司法試験でも「民法」は出題されますが,合格のために求められる知識の広さや使い方は,それぞれで異なります。勉強のピントを合わせるためにも、過去問の学習は非常に重要です。

いつから過去問は取り組むべきですか?

特に、論文試験の勉強の方向性を定めるためには、本当は、勉強の当初から過去問に取り組むのが理想です。しかし、論文過去問の解答の多くは、適切に選択された知識が複数組み合わさって出来上がる複雑なものですから、いきなり取り組んでも、結局、答案に書かれていることが理解できず、勉強の方向性を定めることもできないことになってしまいます。
他方、過去問を自分の目で見ることなく、1年程度かけて膨大な知識のインプットをするのも、目的なきインプットになってしまい、試験との関係で効果的な知識の吸収ができなくなるおそれがあります。
そこで、私の講義では、勉強開始当初(基礎エッセンス講義)から、特定の過去問の解答のために必要な知識をあらかじめお伝えした上で、当該問題を一緒に検討することにより、過去問を通じて、勉強の方向性を確認できるようにしています。過去問を検討するのは、早いに越したことがありませんから、過去問の内容をある程度理解できる出来る状態かなと思ったら、積極的に取り組まれると良いと思います。
※御堂地講師が担当する基礎エッセンス講義を含む司法試験予備試験対策講座「ハイブリッドシリーズ」の詳細はコチラ

先生は具体的にどのように過去問に取り組んでいましたか?

短答過去問は、条文や判例を覚えるきっかけとして利用しました。
他方、論文過去問は、時間を図って又は時間無制限で答案を書いた上で、予備校などが出している模範解答例を読んだり、自分が書いた答案と合格者の再現答案とで書いてある内容のどこに違いがあるか、書き方にどのような違いがあるか、それらの違いが生じた原因は何かをできるだけ分析して、合格者のような答案が時間内に書けるようになることを目指して、繰り返し答案を書いたり、答案構成をしました。

過去問学習で気をつけるべきポイントを教えてください。

短答過去問の学習では、各記述を丸暗記するのではなく、各記述の解答の根拠となる条文や判例の方を押さえましょう。条文や判例がストライクゾーンだとしたら、そこに来たボールだけをしっかり打ち返せるようにするのが良いです。
論文過去問の学習では、完全解(模範解答例)と現実解(合格者の再現答案)とを区別することが大切です。正確な知識の補充などを目的とする場合は完全解で勉強し、合格ラインと自分の勉強の進み具合とを照らし合わせる場合は現実解で勉強するという感じです。

小堀講師が考える過去問対策のポイント

TAC/Wセミナー講師・弁護士

小堀 信賢(こぼり のぶまさ)講師

<プロフィール>
早稲田大学社会科学部卒業。その後、予備試験を経て司法試験に合格。司法修習を経て、都内大手法律事務所に就職。現在は、地元である東京都西東京市において、自ら立ち上げた田無法律事務所で日々依頼者のために奔走する、新進気鋭の若手弁護士。
予備試験経由の新司法試験合格者として、予備試験受験生がつまずきやすいポイントを熟知しており、作問や解説講義に反映するよう意識している。

過去問ってどうして重要なのですか?

本試験に最も近いクオリティ及び雰囲気を有する演習素材が、過去問だからです。
過去問以外の演習素材としては、各予備校が実施している答練や模試がありますが、やはり本試験の問題とはクオリティ及び問題に接した際の雰囲気が大きく異なります。効果という点からいうと、予備校答練や模試は、インプットし損ねていた判例や論点をインプットする機会を得るのには適しているのですが、現場思考力を養うことができるような問題はなかなか出ません。すなわち、現場で考えながら答案を作成するというトレーニングをするための最高の素材が、過去問ということになります。

いつから過去問は取り組むべきですか?

論文過去問に関しては、短答式試験を突破できる程度の実力が付いてから取り組むべきでしょう。本試験や過去問の答案を作成する際には現場思考力が重要とはいえ、1から10まで現場思考で答案を作成すべきということではありません。
ざっくりとした話になりますが、7割から8割は事前に準備した知識(論証ブロックなど)の吐き出しで対処し、後の2~3割を現場思考で処理するという感覚を持つのが、安定して合格答案を作成するために重要なのでははないかと考えています。
とすると、過去問の演習及び復習に際しても、どこまでが事前にインプットしてきた知識で対処すべき範囲であり、どこからは現場思考で対処すべき範囲なのかを意識することが大事になってきますが、短答式試験を突破できる程度の実力が付いていなければ、その見極めができず、効果的な学習ができないと思われるからです。
また、ある年の過去問を始めて解くという経験は一度しかできないので、その機会を大切にしたいという観点からも、過去問演習は上記の段階までとっておくのが良いのではないでしょうか(1~2年分程度なら、到達点を知るために早めに接してみるのも良いとは思いますが)。

先生は具体的にどのように過去問に取り組んでいましたか?

私は、予備試験がスタートして2回目で合格し、1回目においても論文式試験を受験しているので、予備試験の過去問演習をしたことはありません。新旧司法試験の過去問演習はしていましたが、当時はあまり深く考えずに取り組んでいたため、効果的な過去問演習はできませんでした。
より具体的に申し上げると、旧司法試験の過去問はかなりの問題数をこなしましたが、学習内容は褒められたものではなく、適当に答案構成した後、予備校作成の模範解答(今考えると、模範にしてはいけないものだらけですね…笑)を眺めて勉強した気になるだけという酷いものでした。
このように、受験生時代の私は過去問を素材として効果的に学習する方法を知らなかったため、新司法試験の過去問についても、どうせやっても大して実力が上がるわけでもないのに、事案が長くて面倒くさいなあ…などと思ってしまい、真面目に取り組めませんでした。

過去問学習で気をつけるべきポイントを教えてください。

私のように漫然と取り組まないということに付きます(笑)。これまでのまとめのような感じになりますが、答案作成時も復習時も、どこまでが事前準備してきた知識の吐き出しで対処すべき部分で、どこからは現場思考で処理すべき部分なのかの見極めをすることが重要です。

まとめ:試験対策において過去問こそが最良の教材である理由

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過去問は、勉強のゴールを知る上での指針になる!

過去問を解くことで、今の自分の実力を知ることができる!

ゴールから逆算して、効率的な勉強をすることができる!

ここまでお読みいただき、司法試験予備試験受験対策における過去問の重要性をお分かりいただけましたでしょうか?本試験の過去問は、合格に必要な知識(=敵)を知り、自分に足りないもの(=己)を知ることができる最良の教材なのです。知識をまず完璧にしてから・・・、自分にはまだ早いから・・・、なんてことは言わずに、まずは合格する敵を知るために、過去問に取り組んでみてはいかがでしょうか?過去問を制するものが本試験を制す、過去問を上手に活用して短期合格を目指しましょう!

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