国家総合職　合格体験記

自分にしかできない仕事ができる

福島　知薫さん

DATA BANK

国家総合職を目指した理由・キッカケ: 日本の安全保障に貢献したい
　私には日本を将来世代にわたって安心して暮らせる国にしたいという夢があります。父が自衛隊で幼少期沖縄の米軍基地で過ごした経験から、安全は所与のものではなく、様々な人間の努力によって初めて成り立つものだという認識が常にあったからです。
　訓練中の事故で亡くなった自衛官の御遺族から父宛てに送られてきた手紙が強く心に残っています。手紙には、自衛官の安全保障に対する強い思いと教育した父への感謝が綴られており、防衛省・自衛隊の任務は命を伴うものであることを認識するようになりました。
　このため、私は事務方として一つ一つの判断を、責任感を持って行い、日本の安全保障に貢献したいと考え、国家公務員・防衛省を志望しました。

TAC・Wセミナーを選んだ理由・良かったところ: 講師の方々の手厚いサポート
　人数が多いため、情報交換ができると思いました。また、合格実績が一番いいと調べたら出てきたところもTAC ・Wセミナーを選んだ理由の一つです。講師の方々が熱心で、質問に行くと毎回授業後に教室に残って勉強を教えてくれました。非法学部であったことから教科書や問題集を読んでもわからないところが多く、勉強につまずいていたのですが、講師の方々の丁寧なご指導のおかげで合格することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

所属校舎または講師のおすすめポイント: 質問のしやすさ
　辻本講師は、判例の細かな部分まで丁寧に教えてくださいます。受験生が勘違いしやすいところや教科書や参考書の分かりにくいところをじっくり時間をかけて教えてくださるので、法律未修者にもわかりやすいです。質問に行くと丁寧に教えてくれます！
　郷原講師は、授業も面白くて、気軽に話しかけやすい雰囲気を作ってくれます。また勉強の仕方や、モチベーションを上げる言葉をかけてくれます。
　山梨講師は物知りで、面白くて、テストの範囲予想がすごく当たります。質問に行くとすごく親身になって教えてくださいます。

教養試験対策: 数的処理が苦手でも取り組むべきです！
　基礎能力試験に関しては、私は子供の時から算数が苦手だったのですが、行政区分は30点中16点が数的処理なので、数的処理に最も力を入れて勉強しました。私は本番になると緊張してしまうタイプなので、TAC・Wセミナーに行って時間を測り、毎回、本番のように解くことで力をつけました。数的処理の演習力をつける上では、TAC・Wセミナーの数的処理過去問演習がとても役に立ちました。16点中絶対に７、８点をとるぞと決めて時間配分を決めました。実際、今年の試験でも、何度も時間を測り、緊張の中解く練習をしていたので、数的処理で7点稼ぐことができました。
　また、時事問題は絶対に３つ出るので、そこは全問正解するつもりで頑張りました。また、文章理解は得意だったこともあり、文章理解で間違いなく正解し、できるだけ早く解くことで、数的処理に時間を割くことができるよう心がけました。

専門試験対策: 何度も繰り返し勉強することで長期記憶にしてしまう
　専門試験では、比重の重い憲法、民法、行政法を中心的に学習し始めました。この３科目を優先的に進めつつ、コストパフォーマンスが良いとされている労働法・刑法・財政学の勉強を並行して進めました。今年はコロナの影響で試験が何度も延期になり、モチベーションの維持がとても難しかったのですが、TAC・Wセミナーの自習室で周りの受験生に囲まれて勉強することで危機感を持つことができました。専門試験は一度勉強したことをなるべく忘れないよう、努力しました。
　二次試験の専門記述は、院卒行政区分の場合、一次試験の学生間での順位が覆るほど配点が高いので、秋頃から専門記述の勉強を継続的に行いました。判例をただ覚えるのではなく、どうしてこの判決が出たのかを理由づけとともに覚えることで、少し違った角度から出題されても回答することができました。私は大学院の同級生よりも一次の結果は低かったのですが、二次の記述ができたので順位がぐんと上がりました。一次試験が終わったら、最後まで気を抜かずに勉強することが大切です。

これから受験する人へアドバイス: TAC・Wセミナーを使い早めの対策を
　受験は集団戦だという言葉がありますが、私は本当にそうだと思います。情報が少ないと、誤った対策をしてしまったり、噂を鵜吞みにしてしまったりすることもあるかと思います。また、自分が勉強をしていて辛くなったり、周りと比べてどのくらいの位置にいるかを知ることも大切です。
　模試や毎回の記述答練で低い点数を取ると危機感を抱き、勉強が足りていないと気がつくことができます。TAC・Wセミナーは、勉強のペースメーカーになるだけではなく、周りの受験生のレベルも高いので、刺激を受ける場にもなります。
　私は試験が苦手ですごく苦労したので、これから受験する人は、早めの対策をし、TAC・Wセミナーを存分に利用して合格を掴み取ってください！