現役官僚インタビュー 総務省

社会を思い、働き抜く仕事

中尾 正英さん
Profile

中尾 正英さん

Masahide Nakao  大臣官房 秘書課 課長補佐

入省後の略歴と職務内容

・2005年 総務省入省、富山県経営管理部市町村課
                  市町村に行政や財政のアドバイスをすることがメイン業務。
・2007年 総務省消防庁予防課危険物保安室、総務省自治行政局選挙部選挙課
                  国民を火災から守る、民主主義と国民の権利を守る制度設計を担当。
・2010年 宮崎市総務部長、企画財政部長
                  初の地方管理職。議会、行革、財政、市政の企画立案を担当。
・2012年 復興庁
                  東日本大震災の被災地の復興に向けて、全省庁あげて一致協力。
・2014年 福井県総務部財務企画課長
                  2度目の地方管理職。地域を活かす予算づくりを担当。
・2016年 総務省自治財政局財務調査課、総務省自治行政局選挙部選挙課、総務省自治行政局選挙部管理課
                  自治体財政の見える化、選挙の制度企画立案・管理執行を担当。
・2021年 総務省大臣官房秘書課(現職)
                  採用(有望人材を集める!)、人事(職員を活かす!)を担当。

Q1 国家総合職(入省先)を志した理由を教えてください。

 まず、これから働く上で、社会に貢献できる仕事をしたいと考えました。社会に貢献する仕事をしているのは、民間企業も公務員も同じです。ただ、弱い状況の人たちや地域に愚直に向き合える職業は、公務員ではないかと考えました。そして、日本社会全体を考えることができるのは、国家公務員であるし、より難易度の高い課題の解決のために責任を負うべき、国家総合職を目指そうと思いました。
 行政サービスは様々ありますが、大半は自治体が提供しています。その行政サービスを支える自治体の最も基本的な制度に携わることができるのはどこか、制度を変えたいと思った時に変えられるのはどこか、そして行政サービスが地域で住民にどう提供されているかを生身に感じるキャリアがあるのはどこか、と考えた時、地方自治制度を所管する総務省に行き着きました。

Q2 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?

 心に残っている仕事が多すぎ、なかなか絞れません(笑)。
 あえて言えば、若手の選挙課にいた時、憲法改正の国民投票に関する政令の制定に携われたことでしょうか。選挙というだけでも民主主義を支える重要制度であるのに、国の在り方を問う憲法改正の投票手続の制度設計に関与できたのは、総務省ってとんでもない役所だと今でも他人事のように驚きます(もちろん、憲法改正自体の議論は国会で行われます。手続規定の制定に関与したに過ぎませんが。)。

Q3 これから取り組みたいお仕事はどんなことですか?

 しばしば言われますが、少子高齢化、人口減少が進みます。人口が増加することは先の先までありません。しかし、その未来を前提にした社会問題を考え、それに見合った制度を設計していくことは、今の私たちにもできます。
 また、これまで3回、地方に出向してきました。地域が抱える問題と、その解決に何がネックになっているか、多少なりとも経験してきたつもりです。
 これらをもとに、地方行政制度、地方財政制度の構築に携わっていきたいですね。例えば、行政分野で言えば、どうすれば広域的な自治体の連携・自治体の補完ができるのか、それを制度として落とし込めるのか。財政分野で言えば、行政サービスを持続可能な形で提供するための歳入・歳出を考える際にインセンティブが働く財政ルールを作れないか。骨太の制度設計をしていきたいです。

Q4 キャリアをめざす受験生へ熱いメッセージをお願いします。

 確かに、最近の報道ではブラックなどと言われたりしますが、(そのおかげか?)働く環境は言われているほどひどくはない、というのが今の実態だと思います。
 とは言っても、日々の業務はなかなかにしびれます。でも、しびれる中にも、やりがいはこの上なく感じられます。日本の今を、未来を背負うのが国家総合職です。予測することすら困難な課題が出てきても、逃げずに立ち向かわないといけないのが、国家総合職です。
 その中でも、総務省は、この国の地域やそこに住む人たちを守るため、一番の基礎となる制度設計に関与できます。この国の地域やそこに住む人たちを守るために何ができるか、愚直に考えている人たちが働いている役所です。
 国家総合職の門をたたき、そして総務省の門をたたいてくれる、皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

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