外交官(外務省専門)合格体験記

自分を信じて走る

新井田 ひなのさん

DATA BANK

研修語 英語
出身校 明治大学 国際日本学部 (在学中合格)
コース 総合本科生(現:総合本科生プレミアム)
選択科目 経済学
起業から外務省へ

 大学在学中に起こした事業での経験が、外務省を目指すきっかけでした。担い手不足の地方伝統文化がこのまま消えゆくのを止めたいと思い、高知発祥の舞踊であるよさこいの公演事業と外国人の踊り子の育成をアメリカ・フランスで累計3年間行ってきました。親切な外国の方々にたくさん助けられたおかげで私自身は事業を成功させたものの、一方で現地では事業に失敗する多くの日本人を見てきました。そうした日本の友人達をどうにかして手助けできなかったのかと模索した結果、自由貿易協定や親日層の形成によって邦人が海外で事業を行うのを助けられる、外務省の経済外交もしくは広報文化外交に興味を持つようになりました。

遅れてスタート、でも大丈夫

 TAC・Wセミナーを選んだ決め手は学習形態の自由さです。3年の夏にフランスから帰国した私は8月入会時点で他の受験生に半年の遅れを取っており、教室での授業にも全くついていけない状態でした。しかしTAC・Wセミナーでは過去の講義をDVDにして残してあり、これを使うことで冬前には皆と足並みを揃えることができました。具体的には、通常1一週間に2~3本のペースで進んで行く講義を、夏休みの1ヶ月半を使って1日2~3本のペースで消化して行くことで過去の授業内容を手早く把握できました。また月に1一回のカウンセリングはモチベーションの維持とスケジューリングにとても役に立ちました。担任の先生が個々個人個人の成績表を元に、今の時期にやるべきことや試験本番の強みとして特に力を注ぐべき教科、面接の時期には自分の志望言語が何人と競合しているかまで教えてくださります。やることがあまりに沢山あって抜けがちなタスクも、カウンセリングによって漏れを防ぐことができました。さらに、朝から晩まで毎日ひたすら自習室と家を往復する暮らしをしていると襲われがちな虚無感やおよび失いがちな曜日感覚も、校舎の周りに沢山ある昼ごはん屋さんを日替わりで変えることを心の支えにして乗り越えて行くことができました。こうしたことができるのも渋谷という立地だからこそだったと思います。

筆記試験は最初の戦略が大事

 私は経済学選択で受験をしました。将来関わりたい分野が経済外交だったというのもありますが、経済学選択は憲法選択よりも専門科目で高い偏差値を取りやすいからです。私は基礎能力試験、特に物理・数学・日本史・地理は大学受験で使わなかったため知識が浅く不安がありました。1年以内にこうした科目を網羅できる時間はなかったので、、思い切って不安科目は捨て 基礎能力は平均点で良しとし、そのぶん専門科目で高い偏差値を取ることを目指しました。だからこそ高い偏差値がつきやすい経済学を選択し、1一次試験は狙い通りに通過することができました。また経済学は計算を使うので数的処理の感覚養成に応用できて時短だったな、と今振り返れば思います。

意味より先に音を覚える

 国際法は最初何を言っているのか本当に全くわからなかったので、詩歌を覚えるつもりというか、呪文を覚えるつもりというか…とにかく意味がわからなくても言葉の流れを暗唱できるように書いて書いて書きまくるという勉強法をしました。具体的には教科書の丸写しを4周しました。不思議と2~3周目から意味が手に取るようにわかり、謎の快感を感じました。これによって国際法を自分の言葉にすることができ、一番の得意科目になったと思っています。理解さえできれば内容はとても面白いので、受験期中盤からは学習が楽しくて仕方ありませんでした。

インターネットのファンフィクションさまさま !

 実は外務省専門職試験対策にてんやわんやで、机に向かってきちんと英語を勉強することは結局ありませんでした。そんな私が英語試験を通過できたのは、Achieve of Our Own (AO3)のおかげです。AO3とは英語のファンフィクションが何十万件と投稿されているプラットフォームで、日本語での二次創作が少ないハリーポッターやアベンジャーズの小説を何としても読みたいがために私は中学生のころからここを利用していました。加えて小説好きが高じて私も英語でファンフィクションを書いて投稿していたのですが、AO3は同じジャンルのファンのネイティブスピーカーが投稿者の小説を有志で校正しているので、英文のミスもシリーズが長くなるにつれて減っていきました。御飯やお風呂、歯磨きの間に癒しを求めてAO3の英語小説を毎日読んだり書いたりして息抜きしていたことが、自然と英語試験の対策になったのかな…と思っています。

学歴や留学経験に不安を感じている方へ

 明治大学は外務省に多く受かっている学校ではありません。加えて付属校出身の私が、難関大学出身の人たちとの競争に勝って外務省に受かれるだろうか?最初はそう思いました。しかし受かってみた今、学歴や留学経験の有無はあまり関係なかったと感じます。実際、外務省専門職試験は筆記試験より面接試験の配点が大きい試験です。誤解を恐れずにいえば、知識よりも人物を重視する試験ということです。例え筆記試験で少しばかりコケたとしても、他の人に無い人生経験や長所を持っていれば必ず面接官はそれを見てくれます。英語が突出してできない人が英語配属として採用された年もあります。 学歴や留学経験の有無が理由で不安を感じている方がいたら、勿体無いです。もしもそうした理由が何かを分けるとしたら、その二の足を踏む気持ちだけです。ぜひ挑戦を始めて下さい。

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