外交官(外務省専門)合格体験記

より強く外交官になりたいと思えたのは留学中だったからこそ

久保木 良充 さん

DATA BANK

研修語 タイ語
出身校 中国政法大学院 政治与公共管理学院(在学中合格)
コース セレクト憲法本科生
選択科目 憲法
外務省専門職の志望理由

 幼少期の中国留学、そして大学院留学前の職場(航空自衛隊)での経験により、日本にとって重要な隣国である中国との関係改善には対応ではなく対話が重要であると感じ、文化交流メカニズムの研究のために北京へ大学院留学を行いました。留学中は安倍総理大臣、河野前外務大臣の訪中を経験し、日中関係の改善の兆しを感じていました。そして現地でサッカー・文化交流を行い、彼らの対日イメージの変化から改めてソフト・パワーの重要性を感じ、日中外交の最前線で文化・スポーツ交流の分野で活躍すべく外務省専門職を受験しました。

通信講座のオススメポイント

 理解できない点が多々出てきましたが、止まらずに再生していました。Webフォローを積極的に活用し、先生との面談で留学中もモチベーションを保てました。改めて私にとって、自分のペースで進めることができる=“飽きない”“迷う時間を時間に与えない”であると感じています。
また慣れが必要ですが、早送り再生のおかげで集中力を維持できました。また確かに周りに同期がいないのは心細かった  ですが、パソコンを持ってカフェ、図書館、大学自習室等、場所で気分を変えて勉強できるのは利点だと思います。
 さらに、スマホに音声をダウンロードできるため、移動中は井能先生、早川先生の授業を2倍速で聞いていました。
最後に、答練は演習を含めて必ず受験することを強くお勧めします。これら答練の問題は先生方が長年の経験に基き、当年の出題問題を想定されたものです。また他の受験者と交流できない通信学習者にとっては、成績が開示される答練が自分の立ち位置を知ることのできる唯一の方法ですので、添削された答案を元に、勉強法等を修正し続けてください。

学習方法

 始めたのが11月と遅かったため、文字通り時間との勝負でした。私がみなさんにお話しするのも恥ずかしいですが外務省専門職の科目は既習者以外「やらなければできない、しかしやればできる」です。この事を肝に銘じ、暗記から逃げず、最後の方はもはや暗記中毒といった感じでした。特に1次試験前のラスト2ヶ月は暗記ペン(緑と赤色シートのやつ)を20本は消費したと記憶しています。両科目とも共通して判例をまとめ、国際法はサイトマップ、憲法は論証カード、基礎能力試験に関しては試験前の2ヶ月はV問題集の解答を暗記ペンで部分的に消して暗記していました。

外国語学習方法

 大学院留学中に中国語和訳をインターンでしていたため、課題は中国語訳でした。私がしていたことはありきたりですが、日本語のニュース(国際事情・コラム)を1週間に4題程度翻訳し、同級生に添削してもらいました。ここで大事なのはとにかく自分の手で書き出すことです。修論を拼音でタイプしていたため、いざ中国語訳を手書きで行うと、简体字が思い出せず焦った時期があります。これに加えてアプリで中国語のニュースを見て文の構成に毎日触れていました。
 1次試験は2時間で和訳と中国語訳を2題ずつこなさなければならないため、得意である和訳に40分、残り時間で中国語訳といった配分を意識していました。直感ですが難易度として、和訳は新HSK6級の長文要約問題より少し難しく、中国語訳はかなり難しかったです。しかし中国語訳に関しては難しい語彙を使う必要はあまりなく、翻訳能力・構成力を試されていると感じました。

2次試験対策

・私の場合職歴があるので、大学入学から前職、大学院留学を経ての外務省専門職受験理由を合理的に説明できるように準備しました。
・面接の際はとにかく自分の顔のシルエットが写るくらい靴を磨いて臨み、立ち位置を確認するふりをして自分の靴を見て面接官にアピールしました。
・キックボクシングをしていたため、圧迫面接対策としてジムの先輩数人に睨みと怒号を頂きながら模擬面接をしました。
・精神分析官のご尊顔をスマホの待ち受けにさせていただいたため、本番はあまり緊張しませんでした。

海外留学中、職歴をお持ちの方々へ

 私の場合周りに同期がいない、そして修論執筆と重なりかなり苦しい戦いになりました。しかし留学中、院生、そして職歴があったからこそ合格できたと思う点もあります。まず初めに修論執筆で培った論理的構成力は時事論文にて活きました。セオリー通りの論文にオリジナル(だと思います。)の観点を加える事で加点されたと思います。
 そして次に面接の時に自身を持ってアピールできたこと。これは私の場合、研究してきた事(文化交流メカニズム)を外務省で活かしたいという熱意を面接官も熱心に聞いてくれました。
また職歴をお持ちの方々はその経験をアピールできるかどうかでかなり評価が分かれると思います。なので、なぜ“その企業に勤め”“辞職してまで外務省専門職なのか”をしっかりとまとめておくことをお勧めいたします。
 皆さんも苦しい戦いになると思います。しかしその苦労と経験はアピールできれば必ず評価されます。逃げる口実を探さないでください。外務省専門職試験はTAC・Wセミナー生がライバルです。皆覚えろと言われたことは覚えて望んでいます。よって大事なのは苦しい状況にあるからといって力を抜く口実を探すのではなく、置かれた状況で自らの武器を磨き続ける事です。不安になる気持ちは理解します。しかし愚痴をこぼす時間があるなら、合格した自分をイメージし、サイトマップなり論証カードなり暗記してください。幸運を祈ります。

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