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予備試験(旧司法試験)

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予備試験とは

2011年から始まる、新しい法曹へのルート

 予備試験とは、「法科大学院過程の修了者と同等の学識及びその応用力ならびに法律に関する実務の素養を有するかどうかを判定する」ことを目的とした試験で(司法試験法第5条第1項)、合格すると新司法試験を受験する資格が与えられます。

 2004年にスタートした新しい法曹養成制度の下、従来は法科大学院に進学し、修了しないと新司法試験の受験資格が得られませんでしたが、2011年より、予備試験に合格すれば法科大学院に進学しなくても、新司法試験を受験することができるようになりました。

 予備試験に合格して新司法試験の受験資格を得るという点には、以下のようなメリットがあります。

法曹になるためにかかる時間をグッと短縮できる!

法科大学院を経由するルートに比べ、1〜2年早く新司法試験を受験することが可能となります。法科大学院を経由するルートだと、法科大学院入試合格後、2年〜3年の時間を法科大学院で費やすことになります。他方予備試験に合格して新司法試験を受験する場合、予備試験に受かりさえすれば、翌年の新司法試験にチャレンジすることが可能となり、その分早く法律家として活躍するチャンスが訪れます。

法曹になるまでに経済的負担が圧倒的に軽減!

法科大学院を経由して新司法試験を受験する場合、法科大学院入学後の学費および生活費がかかります。法科大学院の年間授業料は国立でも約80万円、私立だと100万円前後ないしはそれ以上かかります(入学金を除く金額)。この他にも法科大学院に進学するとテキスト代やコピー代、生活費がかかります。予備試験にチャレンジする場合、予備試験対策の費用はかかりますが、合格すれば新司法試験の受験資格を得られるので、法科大学院に進学する際に発生する大きな金銭的負担は発生しません。

仕事を辞めずに、法曹を目指せる!

ほとんどの法科大学院は平日の昼間に授業が実施されています。一部夜間コースや長期履修などを実施し、社会人でも通学が可能な法科大学院もありますが、法科大学院での学習量の多さからすると、法科大学院入試は働きながら合格することができても、社会人が退職せずに法科大学院に進学することは非常に難しいのが現状です。この点予備試験を経由する場合は、上記のような時間的拘束がありませんから、仕事をしながらご自身のペースで合格するための受験対策をすることができます。

予備試験ガイド

受験資格

受験資格の制限等はありません。

試験時期

■短答式試験:5月中旬頃   ■論文式試験:7月頃   ■口述試験:10月頃

試験科目

短答式試験

法律基本科目:憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法

一般教養:人文科学・社会科学・自然科学・英語

論文式試験(短答式試験合格者が対象)

法律基本科目:憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法

法律実務基礎科目:民事訴訟実務・刑事訴訟実務・法曹倫理

一般教養:人文科学・社会科学・自然科学

口述試験(論文式試験合格者が対象)

法律実務基礎科目:民事訴訟実務・刑事訴訟実務・法曹倫理

実務法曹三者の仕事

 弁護士、検察官、裁判官のどの職業も、立法権や行政権に並ぶ国家の三権のひとつである司法権の一翼を担っている仕事で、法律の精神を守り、人権を守ることを社会的使命とする法律の専門家です。三者とも社会的ステータスがあり、将来性があります。そして国内さらには国際舞台で活躍でき、年齢や立場に関わりなく、限りない可能性を得られます。
ちなみに検察官、裁判官が公務員であるのに対し、弁護士は自由業です。

裁判官

 常に公平な立場において、裁判(法律を事件に適用することによってその事件を解決する)を行う人。

検察官

 刑事事件において容疑者を裁判所に起訴したり、社会的弱者を保護するため各種活動を行う人。

弁護士

 実社会に存在する多くの事件の解決を図ったり、事件が起きないように事前に相談を受ける人

 

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