人物試験対策室

面接試験の対策

面接試験の概要

 かつてのように、公務員試験が1次試験の成績で、実質的に合否が決まっていた時代であれば、1次試験の後から面接対策を始めても、十分に2次試験に間に合わせることができました。
しかし、現在の公務員試験では、前述のとおり1次試験の合格者を多めに出して人物評価をじっくり行う2次試験を重視するという傾向が強まっています。一生懸命勉強して、1次の筆記試験を見事突破したとしても、本当の勝負は2次試験から始まるのです。

 

 しかし、2次試験の面接対策を十分に行っていないがために本番で本来の自分の良さを表現しきれていない受験生が多いことも事実です。悔やんでも悔やみきれない2次落ちという結果を避けるためには、1次試験の対策とともに、面接対策も早期から行っていく必要があります。

 

 そうはいっても面接試験は慣れがものをいう試験でもあります。併願先や官庁訪問などで多くの面接を受ければおのずと面接の雰囲気に慣れ、落ち着きが出てくるものです。積極的に行動すると同時に、常に自分らしさを見せることが何よりも大切です。

 

面接のチェックポイントはどこか

 

チェックポイントは、スーツの着こなし、挨拶、笑顔、自己表現力、態度、声の大きさなど、考えられることはすべて細かい部分までチェックの対象となります。どのマニュアル本にも細かく説明があり、すべての受験者は読んで研究していると考えてください。しかし、知っているのと実践するのは大きな違いで、実際にはできていない人が大多数です。

 

話す時に注意すべき点は何か

 

想定問答集を暗記してきただけで、そのまま左から右に話す受験者が多いようです。これでは言葉に説得力がなく面接官の評価は低くなってしまいます。そこで、表現にメリハリをつけたり、大きな声で話す、スピードを速めたり、遅くするなどして抑揚をつける。そういうことに気を使って説明すれば非常に説得力が増します。同じ内容を話すのであっても、自分の考えを自分の言葉で表現すれば、面接官が受ける印象が格段に良くなるものなのです。

 

省庁や自治体の施策はどの程度研究していくべきか

 

受験する省庁や自治体の中で、何をやりたいのか、どういう職種に就きたいのかという希望があると思います。それを福祉にするのか、街づくりにするのか、環境にするのか、自分の得意分野に絞って説明すべき。行政・政策の全てを事細かく勉強していく必要はないですが、とくに自分がやりたい仕事に関することは、実際に現地へ行くなどして必ずチェックしましょう。
そのためには、自分の足で情報を集めることが重要です。また、刊行物やホームページに必ず目をとおすこと。各自治体の業務説明会に参加したり、広報ルームで資料を収集することも有効な対策です。もし学校のOB・OGがいる場合にはOB・OG訪問をしてみると職場の雰囲気が分かってよいでしょう。

 

突発的なイレギュラーな質問に対する対処の仕方

 

これには得手不得手があって、柔軟に臨機応変に対応できる人もいれば、変化球を投げられると、パニックになって頭の中が真っ白になってしまい、まるっきり答えられなくなる人もいるでしょう。
もし、答えられないようになったら、「勉強不足でした。入省してから一生懸命勉強したいと思います」と潔く答えましょう。「返答に窮してしばらくの間、無言のままだった」「何も考えずに勢いのままに答えて面接官に怪訝な顔をされた」という状況は極力避けたいものです。もちろん「分かりません」を即答・連発しては良くないが、基本的には沈黙を作ってしまうよりはよいでしょう。

 

面接試験のマナー

入室

 

  1. 外からノック3回(特別区など例外もある)。
  2. 「どうぞ」と言われてからドアを開ける。
  3. 入室後、面接官を背にドアを両手で閉め、面接官の方を振り返り大きな声で「失礼します」と言った後、頭を下げる(お辞儀=30°)。
  4. 椅子の隣に立ち、真ん中に座っている面接官に向かって「受験番号○○番、○○です。よろしくお願いします」と言った後、頭を下げる(お辞儀=45°)。
  5. 着席を勧められてから、「失礼します」と言い、その後、席に座る。
  • ※ドアを開けて試験官が見えても動きながら挨拶をするのではなく、ドアを閉める・試験官の方を振り向くといった一つ一つの動作が終わってから挨拶をすること。
着席

 

  1. 背筋を伸ばして座る。深く腰掛けすぎると背筋が伸びないので注意。
  2. 手の位置は、男性は軽く握って両ひざの上に置く。女性は重ねてひざの上に置く。
  3. 両足は床に垂直、あるいは少し面接官側に置くようにする。
  4. 男性はひざとひざの間はくるぶし1個分、女性は閉める。
面接中

 

  1. 目は相手の鼻の頭くらいを見る。
  2. 時間が長くても、貧乏ゆすりなど、手や足を動かしたりはしない。
  3. 面接官の話が長いときは、話の切れ目を見つけて小さくうなずく。
  4. 表情にメリハリをつけ、ハードな話題のときは真剣に、ソフトな話題のときは明るい表情で話す。
  5. 体がどちらかに傾かないように両肩の高さが同じになるようにする。
退室
  1. 面接が終わったらすぐに椅子の横に立つ。
  2. 椅子の横で、「ありがとうございました」と言う(お辞儀=45°)。
  3. ドアの前まで歩いていき、面接官の側に向きを変えて「失礼します」と言った後、頭を下げる(お辞儀=30°)。
  4. ドアを開けて、真ん中の人を見ながら軽く一礼してから閉める。
  • ※会場でなされた指示には従う。ノックをしない(ex.特別区)、最初に受験した職種区分を言う、大学名を言わないといった例がある。
  • ※こうしたマナーは実際にやってみないと身に付かない。頭で覚えるのではなく、自分の家でシミュレーションしてみることが重要。

面接の評価ポイント

 

 評価のポイントは、態度と内容。面接官は、あなたがどのような人柄か、どのような資質を持っているかを見ています。個性を見せるため、論理的に自分で考え、自分で表現すべき。そのために、自分で考える訓練や表現する訓練が必要になります。
面接では、容姿・態度・積極性・明朗さが重要。面接官に「一緒に働きたい」と思わせなければなりません。そのためには、若者らしさを見せる。素直さ、さわやかさは面接官に好印象を与えるからです。また、あえて評価損となるようなことはしない。何に対しても批判は極力抑えた方が良いというのが一般的な考え方です。面接官に「こいつは批判的なものの考え方しかできないのか」と思われたり、彼らが立ち上げた企画・政策の場合、悪印象を与えてしまうからです。

 

面接は双方向のコミュニケーション

面接はコミュニケーションの場です。したがって、一方的に話さず、相手の話をしっかりと聞き、アイコンタクトをとりましょう。首だけでなく、体全体を軽く質問者の方に向け、相槌などを軽く打つようにします。ただし、身振り手振りなどのアクションは控えめに。
また、質問に対して答えるときは、質問者をしっかり見て答えます。複数の面接官がいる場合、面接官全員に視線を向ける必要はありません。視線が定まっていないと落ち着きのない印象を与えるからです。また、質問者の方向に少し身体を向けるようにするとよいでしょう。

 

最も大切なのは意欲を見せること

 

面接官は、受験者が立派な答えを言うことを期待しているわけでも、また、そのことを合否の基準にしているわけでもありません。それよりも、いかに熱い想いを持って当該官公庁に入って働きたいかを伝えてくることを期待しています。
したがって、パンフのあちこちから引っ張って来たもっともらしい志望動機を言うよりは、不恰好でも自分で考え、練り上げたものの方が数段面接官の心に響くはずです。
また、圧迫されても感情的にならないことが大事。誠実さをもって落ち着いて答えるようにする。どうしても答えられない質問は、素直に「分かりません」と言う。ただし、その際も「今後しっかり勉強します」ときちんとフォローを入れましょう。「分からない」の多用は好ましくありません。また、考えずにすぐに「分からない」というのも誠実さが足りないと思われてしまいます。

 

面接カードの書き方が勝負を分ける

面接は、面接カード中心に進められます。よって、面接カードは思いつきで書いてはいけません。実際の面接で詳しく聞かれたときに、自分が責任を持って答えられる内容を書きましょう。また、事前に準備した面接カードは、必ずコピーして常に携帯しておきましょう。

 

面接カードについて

 自己分析作業は、頭で行うのではなく、必ず書き出すことが大切です。頭の中では分かっているつもりでも、いざ書き出したり、言葉にしようとしてみるとなかなかスムースに言葉にならないことに気付くでしょう。ましてや、プレッシャーのかかる面接本番では、支離滅裂になってしまう恐れがあります。要点を踏まえた面接官を納得させる答え方をするためには、自分の頭の中にある抽象的な考えを書き出して具体的にしておく必要があります。

 

自分の面接カードには責任を持つ

面接カードは面接の流れの軸となるので面接官に自分をアピールする絶好の材料を提供しなければなりません。面接官にぜひ聞いて欲しいこと、自分にとってプラスになることを書くようにしましょう。逆に、自分の不利になるようなことは書かないようにします。
面接カードに書いたことは、実際の面接の場で具体的に詳しく質問されます。例えば、性格の欄に「根気強い、ねばり強い」と書いたら、それを裏付ける具体的な経験・体験を話すことができるようにしておきましょう。

 

あらかじめ準備しておくことが必要

面接カードは、試験当日に記入する場合と事前に記入して提出する場合があり、試験当日に記入する場合は、記入時間が短いことが多いです。予想される項目についてあらかじめノートに書いて準備し、慌てることのないようにしておきましょう。そうすることで面接前に慌てることなく落ち着いて臨むことができ、このことが他の受験生に差を付けることになります。

 

面接カードの書き方のポイント

 

面接カードは、面接官が読むことを考えて、あまり細か過ぎないように、バランスを考え丁寧に記入しましょう。最初から余りに詳しく書きすぎると、実際の面接では、面接官もそこから質問を始めざるを得なくなり、さらに具体的に突っ込んで聞かれるので、質問させる余地を残すつもりで簡潔に書くことを心掛けましょう。
面接カードにおける典型項目について、書き込む際のポイントを記しました。次の点に留意しながら、綿密な対策を立てて面接カードに記入を行うようにしましょう。

 

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