外務専門職試験 合格者インタビュー
外務省専門職員とは、各言語と地域の専門家として外務省本省と世界各国に置かれた在外公館を3~4年程度の間隔で勤務する外交のスペシャリスト。国家総合職などの他の職種に比べ、海外駐在期間が長いのが特徴です。Wセミナーで受講し、2015年度外務専門職試験に合格した先輩3人が座談会を実施。外交官を目指した理由や勉強方法などについて語ってもらいました。


2015年度 外務専門職試験合格者(写真左側より)後藤崇さん・富田瑞希さん・戸田景子さん

本気で決意したのは大学時代

Q 外交のスペシャリストである外務専門職を目指そうと思われたきっかけを教えてください。
戸田 大学でドイツ語を専攻しており、将来は語学力を活かせる仕事がしたいと考えていました。中でも外交官は、語学力を活かせるだけでなくドイツと日本を繋ぐ大きな役割があり、語学力以上にコミュニケーション力など、一個人としての力が試される仕事。そこに魅力を感じました。また、大学の先輩に外交官を目指されている方や、実際になられた方がいたのも大きいですね。
富田 私は大学2年生から3年生にかけて、交換留学でスイスに1年間滞在していました。当時、ジュネーブにある在外公館の日本政府代表部でインターンシップをするチャンスがあり、人権理事会のお手伝いをしたんです。そのとき、マルチに活躍される外交官を間近で見て、「かっこいい! 私もこうなれたら……!」と思いました。帰国後、一度は民間企業の就職活動をしたのですが、ジュネーブで憧れた外交官という仕事がずっと頭に残っていて。自分が本当にやりたいことは何だろう、と突き詰めて考えた結果、語学力を活かし、専門性の高い外務専門職にチャレンジしようと決意したんです。
後藤 僕も外交官になろうと思ったのは大学生のときです。2年生の時にブラジルと日本、ポルトガル語圏諸国のつながりをテーマとした授業を受け、ポルトガル語圏にものすごく興味が沸きました。そして、ポルトガルの語学力や知識などを活かし、日本に貢献できる仕事は外交官だと知ったのも、その授業でのことです。すぐに、やってみたいと思いましたね。

合格実績の高さと口コミで

Q では勉強を始める際、Wセミナーを選ばれた理由は何でしょうか?
戸田 身近にいる先輩たちが、Wセミナーを受講していて、薦められました。初学者でもイチから丁寧に教えてもらえると聞き、安心しましたね。また合格実績の高さにも惹かれました。
富田 私の場合、すでに外務専門職講座に通っている友人に「絶対、Wセミナーでしょ!」と太鼓判をいただき即決でした(笑)。また、高校時代はカナダに留学していた期間が長く、日本の高校の勉強をしていなかったこともあり、独学では絶対無理だろうという思いもありました。
後藤 僕も合格実績の高さが魅力的だと思いました。また、各種フォロー制度が充実していたことも、Wセミナーを選んだ理由です。「担任講師制度」や、先輩合格者が学習相談に乗ってくれる「合格者アドバイザー制度」など、困ったときに相談できる相手がいるのが心強いと感じました。

各種フォロー制度をフル活用!

Q 実際、どのようなフォロー制度を使われたのですか?
後藤 主に担任講師制度を活用し、勉強方法など、わからないことは何でも相談していました。1聞くと、10返してくれる講師で、常に的確なアドバイスをもらえたのは有り難かったです。論文答練の時期に差しかかる頃、短期留学をするチャンスがやってきたのですが、答練(答案練習)の時期はとても大事な時期なので、短期留学と答練のどちらを選ぶべきか、とても迷いました。その時も講師の方に相談したところ、「ぜひ行ったほうがいい」と背中を押してくれましたね。行けば価値観もまた違ってくるし、外国に対する想いをしっかり伝えられれば面接でアピールできる、と。勉強方法でなく、そういったプライベートな悩みにも真摯に向き合ってくださいました。
戸田 そうですよね。私は合格者アドバイザーの方によく相談していました。昨年実際に勉強されて合格された方なので、「今の時期はどんな勉強をしていましたか?」など、勉強の進め方や勉強方法の具体的なアドバイスを聞けたので、とても参考になりました。また精神面のケアしてもらいましたね。
富田 私がよく使っていたのは、「音声DL(ダウンロード)フォロー」です。講義をスマートフォンなどにダウンロードできるので、ランニングや散歩をしながら、聞いていました。
戸田 「Webフォロー」も使えましたね。すべての講義をWebで見られるので、教室で理解しきれなかった箇所を帰宅してからチェックしたり、応用編の講義に備えて基礎編を復習するのに利用していました。
後藤 Webのいいところは、倍速で再生できること。全部聞くと3時間くらいかかるので、僕は1.3倍速くらいにして見ていました。勉強時間短縮にもなり、おすすめです。

苦手科目はゼミに参加し克服!

Q では「憲法・国際法・経済学」の専門科目の中で、苦手な科目はありましたか? また、それをどのように乗り越えたのでしょうか?
戸田 最後まで苦手意識があったのは国際法です。暗記項目を紙に書いて洗面所に貼り、歯を磨いたり髪を乾かしたりしている間にも眺めていました。経済学も苦手だったのですが、それは試験2ヵ月前から経済学ゼミをオプションで受講しました。わからないところをしっかり復習できたので、苦手意識は克服できましたね。
後藤 僕も国際法です。覚える量がとにかく膨大で、内容も難解。だから国際法ゼミに参加しました。あとは、とにかく問題を数多くこなせばできるようになると考え、Wセミナーの問題集を活用しました。1題10分と時間を決め、解答を頭の中で考える、という練習をひたすら繰り返しました。試験では、解答は論文で書かなくてはならないのですが、練習でも1問1問論文を書いていては、たくさんの問題を解くことができません。そこで、構成を練って、頭の中で文章にするという練習を繰り返したんです。本番も限られた時間の中で論文を作成しなくてはならないので、その訓練になるかと。通学中や自習時間を使い、1日10問以上は解いていましたね。
富田 私は3科目すべて、苦手意識が強かったです(笑)。中でも、最後まで苦しめられたのは経済学。理解しないまますべて丸暗記していたので、論文が書けなくて。改めて「内容を理解することから始めないと絶対落ちる!」と気づいたのが試験まで半年を切った1月。そこからお尻に火がついて、経済学に集中しました。ノートとペンを用意して、自分で自分に内容を講義してみたり、ときには論文内容を家族に電話して聞いてもらったり。仲間同士でも教え合いました。
Q 論文は正解・不正解が判断しづらく、学習が難しいと思うのですが、いかがでしょうか?
富田 論文の内容が正しいかどうかは、Wセミナーで論文マスター演習や論文答練など、実践練習の場がたくさんあるので、そこで講師に添削してもらえます。また、論文の加点事由の一覧がもらえたので、何を書けば加点されるのか、参考にしながら練習しました。

Wセミナーの仲間との絆で辛い時期を乗り越えた

Q 勉強が辛い時期もそれぞれあったと思うのですが、そのとき支えになったのは何ですか?
富田 Wセミナーで出会った仲間の存在が大きかったですね。私は大学4年生から勉強を始めたので、同期の友人たちは民間企業の就活を終え、卒業旅行の計画を立てたり、社会人生活を思い描いて話していたり。精神的に辛かった時期もありました。でも、Wセミナーには、同じ目標を目指して頑張っている仲間たちがいて。外交官になってあんなことやこんなことをしたいなど、将来の夢を話すこともよくあり、勉強のモチベーションアップに繋がりましたね。講師が飲み会などを企画してくれたので、そこでクラスの皆と自然と仲良くなったんです。
戸田 すごくわかります。私も精神的につらいときは、同じ教室の仲間に支えてもらいました。試験直前期は体調を壊したこともあり、余計にきつかったのですが、励ましてもらって何とか頑張ることができました。実は試験当日、ある科目で大失敗したと思い、休み時間にトイレで涙が止まらなくなってしまって。ようやく落ち着いてトイレから出たら、富田とばったり。富田は何も言わずに抱きしめてくれたんですよ。「大丈夫だから、次の科目も頑張ろう」って言ってくれました。かけがえのない友達です。
富田 そうそう、ハグしたよね(笑)。
後藤 あとは、初心を忘れない、というのが大きいと思います。なぜ外交官になりたいと思ったのか、いつもそこに立ち返るとやる気が出ました。また、外務省の採用案内パンフレットには現役で活躍されている外交官の事例がたくさん載っているので、それを見てモチベーションアップしていましたね。
戸田 「初心を忘れない」って大事ですよね。私は定期的に外務省が主催している学生向けのイベントに足を運んでいました。実際に働いている方に会うと、私もいつかこうなりたいという想いが強まるので。また、2015年3月にドイツのメルケル首相が来日された際、霞が関はドイツと日本の国旗で彩られました。その光景を見に行ったときは感動しましたね。撮影した写真はスマートフォンの待ち受け画面にもしました(笑)。見る度に、頑張ろうって意欲が沸きました。
富田 家族の応援も心強かったです。祖母からは手紙を、祖父からは「意志あれば道あり」と書かれた色紙をもらいました。色紙は玄関に飾り、毎日見て初心を思い出していました。

それぞれの想いを胸に4月から憧れの外交官

Q 狭き門をくぐり抜け、晴れて春から外交官になられるわけですね。どのような外交官になりたいですか?
後藤 繰り返しになりますが、僕が外交官を目指したのは大学2年の時に履修したポルトガル語圏諸国と日本の繋がりについての授業がとても興味深かったからです。外交官になったら、実際に現地に派遣されるため、日本の文化を広めていきたいですし、日本ではポルトガル語圏諸国と日本がいかに太いパイプで繋がっているか、伝えていきたいと思います。
富田 私が目指す外交官とは、語学を武器に文化・習慣の違いを乗り越え、外交交渉ができる人。まだスタートラインに立ったばかりですが、理想の外交官になれるよう、頑張りたいです。
戸田 私はドイツ語のスペシャリストとして、ドイツと日本の架け橋になるよう、日本のために貢献したいと思っています。また、「あなただからお願いした」と言われるような、皆から信頼される外交官になりたいですね。
Q 最後に、将来何か資格を取得したいと考える読者にメッセージをお願いします。
富田 私が受験生活を通して思ったのは、資格試験に向けた勉強は、弱い自分、甘い自分との戦いだということ。ときには手を抜きたいとか、合格目標を1年後ろ倒ししようかなど、逃げたくなることもあります。そんなときは、なぜその資格を取りたいのか原点に立ち返ったり、数年先に自分がどう活躍していたいかをイメージするといいと思います。初心を忘れずに頑張ってほしいですね。
戸田 ある合格者のインタビュー記事を読み、ずっと心に残っている言葉があります。それは「自分を信じるために勉強する」ということ。よく「自分を信じて頑張れ」と言うけれど、勉強中は自分が信じられなくなることもあります。受からないんじゃないか、無理なんじゃないかと不安になるんです。そのときは、いつもこの言葉を思い出していました。勉強すれば、合格の道は必ず開けると信じて、頑張ってください!
後藤 僕は失敗を恐れずにチャレンジし続けることが、夢を掴む方法だと考えています。「成し遂げようとした志を、ただ一回の敗北で捨ててはならない」という、シェイクスピアの言葉があります。夢を叶えたいと頑張っている中で、模試の成績が悪かったり、勉強が思うようにいかずつまずく、といったことはよくありますよね。そんなとき、自分はダメだと諦めてしまったらもったいない。失敗はつきもの。むしろ、失敗はスキルアップするためのチャンスだと前向きにとらえ、次のステップにつなげてほしいと思います。
皆さんが世界を舞台に活躍されることを期待しています。どうもありがとうございました。
(2015年10月取材)

今回のインタビューに協力してくれた合格者

(左側から順に)
後藤 崇 (ごとう たかし)さん
2016年 上智大学大学院 外国語研究科 卒業予定。総合本科生(英語対策カットType)。
入省後の研修語はポルトガル語。
合格するためにいちばん大切なものは、「継続力と外交官になるという強い志」
富田 瑞希 (とみた みずき)さん
2015年 早稲田大学 国際教養学部 卒業。総合本科生。
入省後の研修語はフランス語。
合格するためにいちばん大切なものは、「常に、チャレンジャー精神を忘れないこと」
戸田 景子 (とだ けいこ)さん
2016年 東京外国語大学 外国語学部 卒業予定。総合本科生(英語対策カットType)。
入省後の研修語はドイツ語。
合格するためにいちばん大切なものは、「直向に、目標を最後までつらぬくこと」
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